大人が書道を始めるメリット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書道を習おうと思うきっかけ

成人の方が書道を習おうと思うきっかけは幾つかあると思いますが、長年書道を指導してきて生徒さんからよく耳にしたのは、「小中学生の時に家の近所の書道塾に通っていた事があり、もう一度筆を持ってみたくなった」という話です。

学生を対象とした書道塾は、ほとんどの場合は週に1回の教室となりますが、それでも2~3年習えばかなり上達します。ある程度上達し「思うように・・・」とまではいかないにしても、文字を綺麗に書けた喜びを感じた事があれば、成人してからも文字に興味がわくのではないかと思います。他の習い事や学習塾、学校の部活動などで曜日や時間の都合がつかなくなり書道塾に通えなくなって辞めてしまっても、何かの折に毛筆で書かれた物を目にした時に「もう一度書道を習ってみたい」と思うのは自然な想いだと思います。

実は私もそうでした。小学3年生の時に家の近くの書道塾に母と一緒に通い始めたのが書道との出会いでした。数年後には母が師範の免許を取得し、しばらくは母に習っていましたが、自宅に書道が出来る環境があったにもかかわらず、中学に入ると部活動が忙しく中断。高校では書道を選択していましたが卒業と同時にまた中断。

しかし、何度か中断しながらも書道に対する興味は常に持っており、せっかく両親が与えてくれた書道をもう一度あらためてやり直してみたいと思い、現在に至っています。

他に書道を習おうと思うきっかけは、「字が汚く文字を書く事にコンプレックスがあり、綺麗な字を書けるようになりたい・・・」「好きな書道を人に教えたい・・・」などがあります。

 

成人してから書道を始めると・・・

現代ではPCやスマホで文字を打つことがほとんどで、ペンや筆を持ち文字を書く事は無くなりつつあります。そんな時代だからこそ手書きの文字は注目を浴び、もらった相手に気持ちが伝わりやすく温かみを感じられる筈です。

書道を習うと当然な事ながら確実に文字を綺麗に書ける技術がが身に付きます。日頃から一文字ずつ丁寧に書くという習慣ができますので、日常生活や仕事など色々な面で役立ちます。

 

書道習うメリット

書道の楽しみ方は様々です。「筆で文字を書くのが好きだから」と自分のペースで自分の書きたい物を書かれる方、「展覧会に出品し知人や友人に観てもらいたい」と作品制作をされる方もいらっしゃいます。趣味と実益を兼ねて書道の師範資格を取得し自分で教室を開かれる方もいらっしゃいます。國際書道藝術學院では基本をマスターした上で、師範資格を取得することが出来ます。

日々を忙しく過ごしている中で、慌ただしい日常から少し離れて週に数時間でも筆を持ち、自分と向き合う時間を作る事で心に落ち着きとゆとりを得る事が出来ます。文字を書く事にコンプレックスをお持ちも方は人前で文字を書くストレスから解放されます。