筆の持ち方は十人十色で構いません!

現在は日本の文化として定着している書道ですが、4世紀後半に中国から朝鮮半島を経て文字(漢字)が日本に伝来し、その後、漢字の文化を持つ中国で書道が発達し、日本へは6世紀から7世紀頃、飛鳥時代から奈良時代にかけ、仏教とともに写経として伝わった事が日本における書道の起源と考えられています。今からおよそ1400年前になります。文房四宝(ぶんぼうしほう・書道において欠かすことのできない4つの道具の事。筆・墨・硯・紙の4つを指す)も中国より伝わり現在に至っておりますが、筆の持ち方に関しては日本人独特な持ち方が一般的となっています。

筆を使い文字を書く為には持ち方はとても大切です。ですが、筆の持ち方に決まりは無いと考えています。個人的には理想と考える持ち方はありますが、それは私にとって書きやすい持ち方であって、全ての人にその持ち方が書きやすいかとは限りません。自分がイメージした線を書く事が出来ればどんな持ち方でも構わないと思います。

同じ持ち方や力加減でも筆の上の方を持つと線が細くなり、下の方を持つと太くなる傾向があります。また、筆の大きさや太さや材質、書く人の体格や手の大きさにも依ると思うので自分に合った持ち方を見つける事が上達への近道とも言えます。

日本で一般的な2つの筆の持ち方

おおまかではありますが、大筆の場合は持ち方は2種類あります。

双鉤法(そうこうほう)・2本がけ

本學院で指導する際には基本的にはこの持ち方で指導します。

親指・人差し指・中指の三本の指で筆の軸をつまむ様に持ち、下から薬指と小指で筆を支える持ち方です。書道では筆を微妙に回転させる事が多いので、筆にかかる指の数が多く単鉤法よりも筆が安定して回展させる事が出来、「右はらい」や「はね」を綺麗に書きやすくなりす。

 

 

 

 

単鉤法(たんこうほう)・1本がけ

親指と人差し指で筆の軸を軽く持ち、残りの3本の指を筆の下側に軽く添える持ち方です。小筆は双鉤法よりもこの持ち方が書きやすいでしょうし、箸や鉛筆の正しい持ち方にも似ているので、双鉤法で指導をしても意識をして持たないとこの持ち方になってしまう生徒を多く見かけます。

 

 

 

 

 

中国では

中国ではこんな持ち方で書かれている方を見かけます。

上の2つの持ち方とは違い、指先ではなく手のひら全体で持っている感じです。この持ち方だと指先で小細工する事が出来ない為に、腕全体、体全体を使って書かなければならなくなります。上の2つの持ち方にも言える事ですが、体を使って書く事はとても良い事ではあるので、試してみるのも良いかもしれません。

 

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